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感動を与える仕掛け人


2014.07.12

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みなさんお久しぶりです!

中嶌です。

おかげさまで6月末から新しい美容関係のお仕事を頂きまして、少しバタバタとしていましたが

色んな商材に触れさせていただき、私自身も勉強になりますし、楽しく仕事をさせて頂いております。

今回は何について書こうかと悩みましたが、以前読んだ本に載っていたある施設の運営とそこに携わる人達のホスピタリティについて強く感動した記憶があり、少しお話しさせて頂きたいと思います。

感動を与える仕掛け人

みなさん、一度は今の仕事を何故しようと思ったのか考えたことがあるのではないでしょうか。

仕事をする目的は人それぞれ違いますが、その先には「誰かに喜んでもらいたい、大切なひとを幸せにしたい、自分が幸せになりたい、お客様に感動して頂きたい」という感情や想いがあるのではないでしょうか。直結しているとは言いませんが、その使命感をビジョンとして行動したとき、仕事の価値や意味を感じ、きっと人の心に癒しや感動をも与えられる仕掛け人になれるのではないかと私は思います。

みなさんはフロリダ州のオーランドにあるギブ・キッズ・ザ・ワールドをご存知ですか?

ここは、死に直面した難病の子供とその家族を無料で1週間招待し、すべてを忘れて楽しんでもらうためにつくられた施設です。航空券や食事、宿泊、遊園地のチケットも家族全員分提供されます。昼間は隣接しているディズニーやユニバーサルスタジオなどで並ぶこともなく優先的に利用でき、その他にも子供の看病をしてきたご両親に向けた日ごろの苦労を癒す企画や、子供の就寝時間を伝えておくと、ディズニーワールドのキャラクターがおやすみの挨拶にきてくれるなど、色んな企画があるそうです。

この施設を始めたユダヤ人のヘンリー・ランドワースさんは、ナチスにより子供の頃に強制収容所で5年間死を待つ体験をし、そこで両親も失っています。何とか生き抜きアメリカへ渡ったヘンリーさんは、ホテルのボーイから始めて、大変苦労してオーナーにまでなった人で、彼が支配人だったある日『子供が亡くなったから』というキャンセルの電話を受けた事がきっかけとなり、ホテルを売却。この施設をつくったそうです。

ギブ・キッズ・ザ・ワールドは、約3万人のボランティア(施設近くの小中学校の生徒が清掃活動をし、企業や個人の寄付によって支えられています)温かい心と奉仕、献身的な活動によって運営しています。ヘンリーさんは、「私はひとのためにやっているのではない。自分のためにしている。自分が喜びや生き甲斐を得られるから。我々のやっている事は求められていること」と言っています。ボランティアの人たちも同じことを言うそうです。相手の立場に立って考え、人の役に立つ喜びが自分の心も豊にしてくれるからこそ、支援が無くなる事もボランティアが減る事も無く、今もなお世界中から多くの子供たちを招待することが出来ているのだと思います。(日本人ボランティア約30人在籍)

この施設を訪れた子供たちは、ほぼ100%亡くなってしまうのですが、残された家族はここで楽しく過ごした子供の笑顔に支えられて、前に進めるのです。

私達の仕事はモノ(商品やサービス)を売ることですが、このキッズ・ザ・ワールドのように何をすればお客様に感動を与え、喜んで頂けるか・・・目的や対象は全く違いますが、共通しているものがあると私は思います。

仕事をする目的は人それぞれ違いますが、“お客様”が楽しめる空間つくり、“お客様”が感動するサービス、“お客様”の立場に立ち物事を考え行動するなど、その先にある“人の想い”があってこそ仕事のやりがいや使命感を得られるのだと思います。私の主観でお話しをしてしまいましたが、どのような形であってもお客様に感動を与える“仕掛け人”である事を忘れずに、いつもと違う角度で接客をしてみてはいかがでしょうか。

それでは、また!

投稿者 株式会社エレメント 中嶌

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