こんにちは、千田です。

気温も高くなり、本格的に夏が始まりますね。

夏になると増えてくるものが「野外イベント」ですね。そこで増えてくるプロモーションツールといえば、Tシャツ、シリコンバンドといった、身に付けられるツールです。よく野外ライブなどでは、物販でも活用されていますよね。

そこで今回はTシャツ、シリコンバンドを例にして、「身に付けるプロモーションツール」について書かせていただきたいと思います。

■同じものを共有することで、イベント一体感を演出

例えばこちらのライブ会場の写真。バンドの方々が、同じTシャツを着用しております。何かしらのイベントに足を運ばれる際によく見るかと思いますが、ほとんどのイベントでTシャツが活用されています。

「せっかくの機会だから」「今日は応援だから」「記念に1枚」など消費者視点の理由はいろいろあるかと思いますが、この一体感を演出する代表的な例が、日本のプロ野球です。

プロ野球の応援席を見るとほとんどファンの方が、ユニフォームを着用していますよね。

また特徴的なのは、うまくチームごとに分かれて、席の陣取りをしているということ。試合をする選手もそうですが、ファンも陣取りをきちんと分けることで「Aチームファンが一体となって応援する」「Bチームファンが一体となって応援する」という図式がきれいに作られているのです。

衣服によって一体感が表現されている代表的な例になります。

■スタッフとしてのサイン

当ブログでも先日触れておりましたが、スタッフTシャツ、スタッフジャンパーといったものは、ほとんどのイベント時に活用されています。これは簡単な話かも知れませんが、スタッフとして運営に携わっている人はイベントTシャツを着ているということを認識していただくためです。逆にスタッフTシャツを着用していなかったら、「聞きたいことがあるが誰に聞けばよいのか」という状態にもなります。また何かスタッフであることを示すものが無ければ、「立入禁止区域」にも不審者が入ってくるかも知れません。

スタッフTシャツが無かったイベント運営を私は一度だけ、経験したことがあるのですが、その際は、ネックストラップとトランシーバーがスタッフであることのサインとなっておりました。しかしながらスタッフとして現場を運営していたときには、どこにスタッフがいるのかが非常にわかりにくく少し連携面で苦労しました。

■来場者パスのサイン

イベント時のお客様の行動のひとつとして再入場があります。例えばですが、入場パスの代わりにシリコンバンドも活用できます。これをつけているかつけていないかで、正規に入場しているかの判断もでき、業務効率も上がります。

またシリコンバンドであれば、先ほどのTシャツと同様、入場者や、スタッフが着用することでイベントの一体感にもつながります。イベントに関係したスタッフ、お客様への記念品としても、プレゼントすることもできます。

■広告としての役割

「街頭広告を活用する」「TVCMを流す」、世の中の広告、プロモーションツールは基本的には、「見てもらうために」「注目してもらうために」工夫を凝らします。それは先に上げた広告からお客様のもとへ直接移動することができなかったり、場所を限定されてしまったり、その地域の環境によってはメッセージを届けられないからです。

「身に付けるツール」であれば、人が着用する分、人が移動することになります。人が移動する際には、飲食店や駅などより人が多くいるところに移動していくわけですから、それだけ人の見に止まる可能性が上がるということになります。

私もよく休日になると拝見しますが、電車に乗っていると、おそらくライブ帰りの人々で、ライブTシャツ、タオルなどのグッズをそのまま着用して移動している方もしばしば見かけます。そのときにアーティストの名前がTシャツに記載されているので、一時的に、そのアーティストの存在が浮かびあがってきます。

今回例としてあげさせていただいた、Tシャツや、シリコンバンドなど、デザイン性を付随させやすいもの、メッセージや、事柄など印字しやすいものであれば、作り手、主催者側の意図なども付随させることができます。

着用率が上がれば、いわゆる流行として、それだけ話題性にもつながります。

今回私が例としてあげさせていただいた、シリコンバンドにつきましては、私自身、スポーツイベントの参加賞として、いただいたことがあります。イベント時はそれを見せればドリンク一杯無料など参加者特典が付いておりました。

これから夏本番になってまいりますが、時期に合わせた、ツール選びというのも考慮してみてはいかがでしょうか。

今回の内容もご参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

投稿者　株式会社エレメント　千田