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ゲームを例に見る、市場フェーズの変化とプロモーション


2017.10.13

岡本 鉄平

ceo
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こんにちは、代表の岡本です。

 

つい先日東京ゲームショウが開催されましたが、ゲーム製品については

フェーズによってプロモーションの目的と手法が変わり、

プロモーション全体を考えるうえで参考になることも多いため

取り上げてお話したいと思います。

 

フェーズ:導入期のプロモーション

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まずは導入期から。

一般的な商品に言い換えると発売期ということになります。

この時期については、まず製品を知ってもらい試してもらうことが

何より重要となるため、露出・トライアル重視の展開となります。

そのため、以下のような施策が中心になってきます。

・新規登録者プレゼント

・ターゲット含有媒体での広告露出

・メディアでの露出・PR

 

フェーズ:普及期のプロモーション

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普及期においては、ある程度ユーザーも確保ができ、

一部のユーザーのロイヤリティも上がってきていますので、

新規獲得と既存ユーザーのロイヤリティアップを同時に狙う

展開となってきます。

そのため、普及期の施策とは別に以下のような施策を

追加で投下していきます。

・著名人ユーザーを核としたプレイイベント

・体験記事型広告・メディア展開

・既存ユーザーむけキャンペーン

 

フェーズ:成熟期のプロモーション

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成熟期においては、ある程度ユーザー獲得も落ち着き、

変わらずロイヤルユーザーでいていただける方もいる一方

一部のユーザーは離れはじめるタイミングです。

そのため、以下のような施策が必要になってきます。

・リトライアルキャンペーンの実施

(戻ってくるユーザーへの特典提供)

・リテンション向上が図る短い周期でのイベント・キャンペーン

・製品のリニューアル・リブランディング

 

フェーズ:衰退期のプロモーション

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衰退期においては、基本的には成熟期と同じような展開をすることに

なりますが、費用対効果を見ながら施策を検討・実施していきます。

具体的には、成熟期で実施したような施策を短期的にトライ&エラー

していき、費用に対して効果が比較的良いものを絞って展開していく

イメージです。

 

市場に出回る製品は物によって製品としての旬や市場寿命は

まちまちですが、ゲームの場合「ユーザーが飽きる」ことが

宿命としてあるため、比較的短期間でこのサイクルを迎えることに

なる訳です。※一部例外はありますが。

 

ゲームにおけるプロモーションを参考に、自分がこれから

プロモーションする商品がどのフェーズに当てはまるのかを

考え、施策を検討してみるのも面白いかもしれません。

 

また次回の更新をお楽しみに。

 

投稿者 株式会社エレメント 岡本

 

このブログを書いたメンバー
ceo
岡本 鉄平

株式会社エレメント代表取締役。2004年にエレメントを設立。現在も様々なメーカーのプロモーション企画から実施管理までを幅広く手がけ、新たなコミュニケーションづくりを日々模索中。 プライベートではマラソン・トライアスロンにハマり、100キロを超えるような超・長距離レースにチャレンジすることが生き甲斐。

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